2007年9月13日木曜日

新入社員

先週、俺の元に新入社員が配属された。

中途採用の26歳だか27歳。

俺をせせら笑うかのように、奴の左手薬指には光るものが。

ふん、生意気な奴だ。

そんな奴から夕方、外出中の俺に電話があった。

「先程○○に行きまして、先程帰社しました」

「あっそ、お疲れ。どうした?寂しくなったのか?」

「いや、、、はい、寂しいです!」

「俺は寂しくないけど。で、なんか用?」

「いえ、特には無いんですが。。。何かお手伝いできることありますか?」

(お、可愛いこというじゃねえか)

「ないよ、別に。どうしたんだよ?」

「いえ、入社して10日近く経ちますが、まだあまりお話させて

いただいてないので、、、」

そうだった。

考えてみりゃ、こいつとはまだ延べ1時間程度しか話していなかった。

仕事もままならないのに俺が放置しちゃいかんな。悪かったよ。

「そうだな、でも俺はお前に頼むことも話すこともこれっぽっちも無いから

仕事終わったんなら帰れよ。」

俺の愛情満点な言葉が奴の心に刺さり、そして奴の苦悩の日々は続く。

ごめんね、素直で。

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